数秘術にはさまざまなナンバーがありますが、その中でもとくに重要視されている3つのナンバーを理解することで、人生の全体像をつかめます。
これらのナンバーからあらかじめ計画された人生の流れを理解することで、些細な悩みに振り回されずにスムーズに人生を生きることにつながります。
そのため、自分がどんなナンバーを持っているか知っておくのがおすすめです。
そこで、この記事では、数秘術の3つのナンバーで人生の全体像をリーディングするポイントについて紹介します!
数秘術で人生の全体像を把握するための3つのナンバー
数秘術では、次の3つのナンバーについて理解しておくことで、人生の全体像を把握することにつながります。
- ライフ・パス・ナンバー
- ディスティニー・ナンバー
- マチュリティ・ナンバー
具体的には、
- これらのナンバーにどのような意味があるのか
- 自分のチャートには1から9(もしくは11・22・33)のどのナンバーが与えられているのか
を理解することで、人生で取り組む必要があるテーマや、人生の大まかな流れを把握できます。
この3つのナンバーは簡単な計算で把握できるので、自分のナンバーを算出して理解しておくとよいでしょう。
数秘術で全体像を把握するメリット
数秘術のライフ・パス・ナンバー、ディスティニー・ナンバー、マチュリティ・ナンバーから人生の全体像を把握することで、次のメリットがあります。
- 人生全体を俯瞰して自分が何をするべきかを把握できる
- 人生の後期がどんな人生になるのかをある程度予測できる(すでにその時期に差し掛かっている場合は、現状や今後の人生への理解を深められる)
- (現在20〜30代くらいの方の場合)今後中年期あたりに起こりうる変化やその後の人生について予測できる
つまり、大まかな人生全体の地図を俯瞰できるような状態になります。

どこかに旅をするように、人生も「地図」のようなものがあれば安心できますよね。
そのために、数秘術で全体像をつかんでおくと役立ちます。
数秘術で人生の全体像を知ることで得られる効果
具体的に、数秘術で人生の全体像を理解することでどんなよいことがあるのかというと、たとえば次のような効果につながります。
- 人生の後期に必要になる要素を把握して準備ができるようになる
- 全体像を理解することで、小さなことに振り回されることが少なくなる
- 特有の悩みや問題が起こる意味について理解できるようになる
逆に、自分の人生がどんなテーマを持っているのかがわかっていないと、些細な出来事に振り回されて、いちいち悩んでしまうこともあるはずです。
数秘術で人生の全体像を把握すれば、そうしたことに動揺することが少なくなります。
ライフ・パス・ナンバーなどで1が強調されている人は、人生で
- 反対や批判のような、他人からの圧力に遭うことが多い
- 何かと孤独を感じる状況になる
- 困難と感じるような状況に遭遇することが多い(経済的な問題や家庭環境への悩みなど)
などの傾向があります。
それに対して、「何で自分ばかりがこんなことになるんだろう…」と悲しい思いをすることもあるかもしれません。
それでも、数秘術で自分の人生の傾向を把握していれば、「自分の人生には自立心や強さが求められていて、自分で人生を切り開いていくことが大事だから、それを後押しする出来事が起こるんだ!」とわかります。
そのため、人生の全体像がわかっていれば日常的に発生する悩みを俯瞰して見られるようになり、振り回されにくくなります。
そうすれば、精神的に余裕が持てるようになり、人生を前向きに生きることにつながります。
数秘術で人生の全体像をリーディングする方法
ここからは、上記で紹介した3つのナンバーから、人生の全体像をリーディングする流れについて解説します。
全体像をリーディングする流れ
ライフ・パス・ナンバーを算出して人生のテーマを理解する
ライフ・パス・ナンバーは、自分の本質的な性格や持っている能力、人生全体の傾向がわかるナンバーです。
まず、ライフ・パス・ナンバーにどのナンバーがあるのかを確認することで、
- 仕事に活かせる能力やスキルを把握する
- 自分が実現するべき生き方やあるべき自分の姿がわかる
- 人生でどんな出来事や問題に遭遇しやすいかがわかる
などのことが可能になります。
基本的な人生への理解を深めるために、まずは自分のライフ・パス・ナンバーを理解しておきましょう。
ディスティニー・ナンバーを算出して使命を理解する
ディスティニー・ナンバーは、「人生での使命」や「果たすべき役割」がわかるナンバーです。
つまり、主に自分にとっての適職や天職を判断するために活用します。
ただし、ディスティニー・ナンバーの役割を果たすためにはライフ・パス・ナンバーの能力を活用するため、適職を判断する時には、最低限この2つのナンバーをセットで判断していきます。
(詳細に適職や天職を判断するには、ディスティニー・ナンバー以外のナンバーを含めてチャート全体を見ることが必要です)
ライフ・パス・ナンバーとディスティニー・ナンバーは、主に人生の前期(45歳くらいまで)の状況を判断するのに役立ちます。
それ以降は、下記のマチュリティ・ナンバーのナンバーへの取り組みが求められるようになります。
マチュリティ・ナンバーを算出して人生後期のテーマを把握する
マチュリティ・ナンバーは、「人生の後期のテーマ」がわかるナンバーです。
マチュリティ・ナンバーは、ライフ・パス・ナンバーとディスティニー・ナンバーの合計から算出するナンバーのため、人生の後期には、この2つのナンバーを融合して生まれる新しいテーマに取り組むことになります。
つまり、3つのナンバーはバラバラに見るのではなく、相互に影響し合っているためまとめて影響を判断する必要があります。
それぞれを総合的に見ながら、
- 人生後期にはどのようなテーマに取り組むことになるのか
- そこに向かうためにどのような変化が起こる可能性があるか
を検討しておくとよいでしょう。
マチュリティ・ナンバーは人生後期のテーマ、人生で最終的に目指すところになるため、人生の後期になって取り組みが求められますが、実際には人生の早い段階からそのナンバーの影響が現れています。
かなり意識しないと実感が湧きにくいかもしれませんが、たとえばライフ・パス・ナンバーに違和感を感じる場合などには、マチュリティ・ナンバーについて理解することで、人生全体を通して達成するべきことがわかり、納得できるようになるかもしれません。
マチュリティ・ナンバーの移行期間の準備をする
これからマチュリティ・ナンバーの移行期間を迎える場合には、それに備えて準備をしておくとよいでしょう。
具体的には、
- マチュリティ・ナンバーのナンバーの意味を理解する
- ライフ・パス・ナンバー、ディスティニー・ナンバーから、今までの取り組みをどのようにマチュリティ・ナンバーに活かせるのかを検討する
- 人生に変化を感じた時には、慌てず自分が今どこに向かって変化しようとしているのか(マチュリティ・ナンバーをゴールとして)考えてみる
などのことをしておくのがおすすめです。
人によってもさまざまですが、30代後半〜40代にあたる、セカンドからサード・ピナクル・ナンバーあたりの時期に、マチュリティ・ナンバーが示すテーマに取り組むために大きな変化を迎える可能性があります。
ただし、どのような変化になるかは、「それまでの取り組みの状況と今後求められるものにどれくらいギャップがあるのか」によっても変わってくるかと思います。
そのため、必ず大きな変化が押し寄せるとは限りませんが、後で慌てることがないように準備しておくとよいでしょう。
まとめ
この記事のポイント
- 数秘術では特に重要視されている3つのナンバーから人生の全体像を把握できる
- 3つのナンバーは相互に影響があるため、すべてのナンバーを総合的に見ることが必要
- マチュリティ・ナンバーへの移行時期にはあらかじめ影響を予測して準備しておくのがおすすめ
数秘術では、3つのナンバーを理解するだけで、人生の全体像を把握できます。
中年期には人生の新しいテーマの取り組みに対応するために大きな変化が起こる可能性があり、前後で生き方が大きく変わったと感じることもあるかもしれません。
とはいえ、それはライフ・パス・ナンバーやディスティニー・ナンバー、マチュリティ・ナンバーからある程度予測や判断ができるため、これらのナンバーを理解して、スムーズに対応できるようにしておくとよいでしょう。