人生でつらい時期が続いているとき、「いつ状況がよくなるんだろう…?」「人生の転換期はいつだろう…」など、今後状況が変わるタイミングが知りたいと思うこともあるのではないでしょうか?
数秘術では、生年月日から人生の転換期となる時期を知ることができます。数秘術で人生の転換期を把握すれば、
- 不安の解消
- 前もって変化に備える
- 前向きに行動しよい未来につなげる
などのことが可能です。
そこで、この記事では、数秘術で人生の転換期や転機を知るための方法とポイントを紹介します!
数秘術で転換期を知る方法
数秘術では、人生全体をいくつかの時期にわけた「サイクル」という概念があります。サイクルが切り替わる時期(年齢)を知ることで、人生の転換期がいつ訪れるのかがわかります。
また、それぞれのサイクルの時期と併せて、「それぞれの時期に起こる出来事の傾向」「自分がその時期にどんなことに取り組むのか」の傾向を把握することも可能です。
数秘術で転換期(サイクル)を示すナンバー
数秘術で、人生のサイクルを把握するナンバーは、主に次のものがあります。
数秘術で転換期を知るナンバー
- ピナクル・ナンバー
- チャレンジ・ナンバー
- メジャーサイクル
- パーソナル・イヤー・ナンバー
- エッセンス・ナンバー
数秘術のサイクルは、季節の移り変わりのようなものです。
一つのサイクルが終わりに近づくほどに、次のサイクルの影響が強くなり、次のテーマに関連した状況へと自然と向かっていきます。
つまり、サイクルが切り替わると、その年齢を境にいきなり人生が変わるのではなく、その手前から徐々に次のサイクルへ向かうよう状況が整っていくということですね。
たとえば、冬の次には春がやってきますが、「昨日までは気温が5度だったのに、今日から気温が20度になる」ということはありませんよね。実際にはそうではなく、3月に入り少しずつ暖かくなり、春の陽気に近づいていくはずです。サイクルが移り変わるときにも、それと似たような変化を感じられます。
数秘術で転換期を知るメリット
数秘術で転換期を知ることで、今ある不安を軽減できることが大きなメリットです。
現状うまくいかないことが続いているとき、「もしかして運が悪いのかも…」と思えて不安になることもあるでしょう。それでも、数秘術で「この状況は何の意味があって起こっているのか」や「いつ状況が変わるのか」がわかれば、不安を軽減できます。
物事がうまくいかない、わかりやすい結果につながらないときには、「自分には能力がないのかも」「このまま成功できないで終わるのかな…」などの気持ちになりがちです。
ただ、もしかすると、今自分の望むような結果や状況にならないのは、この後のサイクルで大きな成果や成功に結びつけるために、今は時間をかけて学びを蓄積する時期なのかもしれません。
今の努力や取り組みが最終的に何に結びつくのかは、人生のテーマと結びつけて検討する必要がありますが、サイクルで「転換期」や「今の出来事が起こる理由」を把握すれば、不要な不安をせずに今目の前のことに取り組めるようになるはずです。
ピナクル・ナンバー
ここからは、転機を知るためのナンバーについて解説します。
ピナクル・ナンバー、チャレンジ・ナンバー、メジャー・サイクル、パーソナル・イヤー・ナンバーの4つについて説明します。
サイクルを知るためのナンバーとして、まずピナクル・ナンバーがあります。
ピナクル・ナンバーとは
ピナクル・ナンバー(または頂点数)は、人生全体を4つにわけて、それぞれの時期にどのようなテーマが与えられているのかがわかるナンバーです。
それぞれの時期がいつはじまり、いつ次の時期に切り替わるのか、またそれぞれの時期に自分が重点的に取り組むことなどがわかります。
ピナクル・ナンバーが種類の異なるナンバーに移行すると、大きく人生が変わったように感じることがあるかもしれませんが、そんなときほどこのナンバーを把握しておくと、流れに適応しやすくなるでしょう。
ピナクル・ナンバーの年齢域
ピナクル・ナンバーの各サイクルの年齢域は次のとおりです。
ファースト:(生まれてから)27歳〜35歳まで
セカンド:ファースト終了から9年間
サード:セカンド終了から9年間
フォース:サード終了の翌年以降
ファースト・ピナクルの終了時期は、自分のライフ・パス・ナンバーにより異なり、「36」からライフ・パス・ナンバーを引いた数の年齢までとなります。
まず、36から1を引くため、ライフ・パス・ナンバー1の人のファースト・ピナクルは「生まれたときから35歳まで」です。そして、次の9年間(44歳まで)がセカンド、さらに次の9年間(53歳まで)がサード、それ以降(54歳以降)がフォース・ピナクルとなります。
ピナクル・ナンバーの計算方法
各サイクルにおけるピナクル・ナンバーを算出する方法は、次のとおりです。
ファースト:生まれ月 + 生まれ日
セカンド:生まれ年 + 生まれ日
サード:ファースト + セカンド
フォース:生まれ年 + 生まれ月
たとえば、1990年3月7日の場合なら、ファーストは1(3+7=10、1+0=1)、セカンドは8(1+9+9+0=19、1+9=10、1+0=1、1+7=8)、サードは9(1+8=9)、フォースは4(1+3=4)となります。
計算結果が11・22・33の場合はマスターナンバーとなるので、一桁に還元する必要はありません。
チャレンジ・ナンバー
ピナクル・ナンバーとあわせて、チャレンジナンバーにも注目しましょう。
チャレンジ・ナンバーとは
チャレンジ・ナンバーは、その時期に挑戦することのテーマがわかるナンバーです。
ピナクル・ナンバーと同じように、人生を4つの時期に分割し、特定の時期に起こる問題や克服するべきことがわかります。
チャレンジ・ナンバーの年齢域
チャレンジ・ナンバーの各サイクルの年齢域は、ピナクル・ナンバーと同じです。
つまり、ピナクルナンバーが移行するときには、チャレンジナンバーも他のナンバーに移行する可能性があるため、場合によっては大きく人生に変化が起きたように感じられる可能性が高くなります。
チャレンジ・ナンバーの計算方法
チャレンジ・ナンバーで与えられたテーマは、次のように計算して算出できます。
ファースト:生まれ月 ー 生まれ日
セカンド:生まれ年 ー 生まれ日
サード:ファースト ー セカンド
フォース:生まれ年 ー 生まれ月
たとえば、1990年3月3日の場合なら、ファーストは0(3-3=0)、セカンドは2(3-1=2)、サードは2(2-0=2)、フォースは2(3-1=2)となります。
メジャー・サイクル
メジャー・サイクルを知ることでも、人生の大きな区切りで転機を把握できます。
メジャー・サイクルとは
メジャー・サイクルは、人生の時期を3つにわけて、特定の時期のテーマとなることがわかるナンバーです。
人生をファースト・セカンド・サードの3つの時期に分割して、それぞれの時期に起こることの傾向などを読み取れます。
メジャー・サイクルの年齢域
メジャーサイクルの年齢域は、次のとおりです。
ライフ・パス・ナンバー | ファースト | セカンド | サード |
---|---|---|---|
1 | 0-26 | 27-53 | 54歳以降 |
2・11 | 0-25 | 26-52 | 53歳以降 |
3 | 0-33 | 34-60 | 61歳以降 |
4・22 | 0-32 | 33-59 | 60歳以降 |
5 | 0-31 | 32-58 | 59歳以降 |
6・33 | 0-30 | 31-57 | 58歳以降 |
7 | 0-29 | 30-56 | 57歳以降 |
8 | 0-28 | 29-55 | 56歳以降 |
9 | 0-27 | 28-54 | 55歳以降 |
メジャー・サイクルのテーマの計算方法
メジャーサイクルの各ナンバーは、生年月日から簡単に把握できます。
ファーストは生まれ月、セカンドは生まれ日、サードは生まれ年を、それぞれ合計して一桁にした数字となります。
11月生まれや、11日・22日生まれの場合はマスターナンバーとなるので、一桁に還元する必要はありません。
パーソナル・イヤー・ナンバー
パーソナル・イヤー・ナンバーは、各年1年ごとのテーマを知ることができるナンバーです。
数秘術では、9年を一つの周期としていて、9年サイクルで物事を完成させるという概念があります。
パーソナル・イヤー・ナンバーを知ることで、この9年サイクルがはじまってから完成させるまでの流れを把握できます。
数秘術のサイクルについて参考になる書籍
この記事で紹介した4つのサイクルやエッセンス・ナンバーについては、下記の書籍で詳しく解説されています。
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まとめ
この記事のポイント
- 数秘術のサイクルを把握することで人生の転換期を予測できる
- 大きな転機を知るにはピナクル・チャレンジ・ナンバーやメジャーサイクル
- 9年サイクルの流れを理解するにはパーソナル・イヤー・ナンバー
数秘術では、ピナクル・ナンバーやチャレンジナンバーなどのナンバーから人生のサイクルを把握することで、転換期を知ることができます。
このサイクルの移行時期がわかれば、現在抱えている不安を軽減したり、人生における変化に適応しやすくなったりするメリットがあります。
人生の転換期を知りたい方は、この記事を参考にして、転換期を計算してみてください。