数秘術には、自分を深く知るためのヒントがたくさんあります。
とはいえ、数秘術のリーディング結果を見て、「当たってない」と感じることもあるでしょう。
ただし、「当たっていない」と感じる結果には、何らかの意味や理由があることが多いです。
そこで、今回は数秘術が当たらないと思ったときに、知っておきたいことについて解説します。
数秘術から「まだ知らない自分」を発見できる
数秘術を活用すると、「まだ知らない自分」を発見することにつながります。
つまり、数秘術を積極的に活用すれば、
「今までいただいてた自己イメージ」や
「これが自分だと思い込んでいた自分」
とは違う、新たな発見を得られるということです。
もし、数秘術のリーディング結果を見たときに「当たってない」と感じたきには、とくに新たな自分を知るチャンスと言えます。
当たっていないということは、「今知っている自分自身」と占いの結果に差があるということです。
なので、「なぜ当たっていないのか」を考えてみることで、今まで知らなかった自分の新たな一面を開拓することにつながります。
私は数秘術を学び始めて自己リーディングを進めていたときに、「他は当たっているけど、この部分は違う(これは自分じゃない)」と思うところがありました。
ですが、しばらく時間が経ってから、「ああ、たしかに自分はその要素をもってる…!」と気がついたタイミングがあったんです。
それがわかってから、これまでたびたび起こっていた悩みの「本当の原因」がわかるようになり、自分のなかでいろいろなことがつながってきてきました。
こんな風に、「占いが当たっていない」と思ったときには、今までわかっていなかった本当の自分を発見するチャンスになりますよ。
数秘術の結果から新しい自分を知るために大切なこと
「数秘術が当たってない」と思ったときには、新しい自分を知るチャンスです。
そのために、次の点に注意しましょう。
数秘術から自分を知るためのポイント
- 自分は「こういう人」と決めつけない
- なぜ当たっていないのかを考えてみる
- ふとした気づきを大切にする
自分は「こういう人」と決めつけない
「自分はこんな人だから」と自己イメージなどで、自分自身のことを決めつけてしまわないようにしましょう。
何にでも言えることですが、イメージなどで答えを決めつけてしまうと、それ以外の要素に意識がいかなくなってしまうため、正しく物事を理解できなくなってしまいます。
たとえば、「自分に自信がない」「自己肯定感が低い」といった状態にあると、必要以上に自分へ低評価をしてしまい、本当はできることでも「自分には無理だ」と思って挑戦しなくなってしまったり、優秀なのに「自分はダメだ」と思ってしまうこともあると思います。
それと同じように、「私はこういう人だ」と決めつけてしまうと、それ以外の可能性があることを受け付けない状態になってしまうのです。
自分が知らない自分は、オープンな状態でいないと気がつけません。
なので、「私はこうだから、この占いは当たっていない」と決めつけずに、まだ知らない自分を見つけられるよう、あらゆる可能性に対してオープンな心の状態でいることが大切です。
なぜ当たっていないのかを考えてみる
なぜ数秘術の結果が当たっていないのかを考えて、自分なりの答えを見つけてみることも大切です。
占いをそもそも信じていない人は、わざわざ当たっていない理由を考える気にはならないかもしれませんが、当たっていないのには何らかの理由があるものです。
たとえば、本当は当たっているけれど、単に自分で気づいていないだけかもしれません。
もしくは、占いの結果が、「本来するはずだった生き方とは大きくずれてしまっている」ことを示しているのかもしれません。
数秘術は、「基本的には当たるのが前提」と考えて、なぜ当たっていないのかを考えてみると、今まで気づかなかった新たな自分や人生の局面を見つけられるはずです。
私が数秘術の結果が当たっていないと思った理由
たとえば、私の場合は、結果が当たっていないと思った理由は「自己イメージとの違い」でした。
私は「ソウルアージ・ナンバー(ソウル・ナンバー)」に8をもっています。ソウルアージ・ナンバーは、その人の潜在的な願望を表すナンバーで、8には「成功とか野心、権力」といった要素があります。
普段控えめで人前に出るのは嫌いな私には「権力者になりたいなんて願望があるはずない」と、ソウルアージ・ナンバーの8がまったくピンときませんでした。
8はソウルアージ・ナンバーであるのと同時に、ミッシング・ナンバーの一つで「自分に欠けている要素」でもあったため、ソウルアージ・ナンバーとしての願望に気づきにくかったのもあるかもしれません。
ですが、ソウルアージ・ナンバーの8は、「強さ」への願望が強いことがわかります。
その観点で考えてみると、たしかに私自身の心の奥には「人に頼らず強くありたい」「何としてでも自分の目指すところにたどり着きたい」という思いが強く存在することに気づきました。
また、「人の上に立つ存在になりたいとは思ったこともない」と思っていましたが、実際にはそういう存在に憧れていた時期があったことも思い出したんですね。
他にも、私は日ごろから小さなことでも落ち込みやすいところがあり、それが心の弱さによるものだと思っていたのですが、「理想や自分への期待度が高すぎる」ことからきているのだということもわかりました。
結果的に「ソウルアージ・ナンバーが当たっていない」と感じたことで、今まで意識していなかった自分の一面を見つけられ、大きな収穫となりました。
なので、たとえ結果がピンとこなくても「なぜそうなるのか」を一度考えてみるのがおすすめです。
ふとした気づきを大切にする
数秘術の結果から自分を知るためには、ふとした気づきを大切にすることも重要です。
リーディング結果を見たときに「当たっていない」と思っても、時間が経ってから何らかの気づきが訪れて、重要なことに気づくことがあるかもしれません。
まずは「なぜ当たっていないのか」を考えてみて、すぐにはわからなくてもどこかで答えを気にかけていると、ふとしたタイミングでその答えがやってきます。
「そういえば、あのときの占いが当たっていないと思ってたけど、もしかしたらこういうことだったのかもしれない」と、思い当たることが出てきて、「やっぱり当たってたんだ」とわかることもあると思います。
そうした気づきは予期せずに訪れるため、小さな気づきにも見逃さないよう、思いついたことがあったらメモするなどして忘れないようにしましょう。
まとめ
この記事のポイント
- 数秘術から「まだ知らない自分」を発見できる
- 自分は「こういう人」と決めつけない
- 結果が当たっていないと思ったときには、なぜ当たっていないのかを考えてみる
- ふとした気づきを大切にする
数秘術には、まだ知らない自分を発見するためのヒントが隠れています。
結果が当たっていないと思ったときには、新たな自分を発見するチャンスです。
「当たってなかった」だけで終わらせたり、結果に対して受け身になったりしてはいけません。
あらゆる可能性に対してオープンになり、なぜ当たっていないのかを考えてみたり、ふとした気づきを大事にしたりして、数秘術から新たなヒントを見つけてみてください。