「占いは怪しい」「占いなんて役に立たない」という考えの人もいるかとは思いますが、実際のところ、占いはきちんと意図を持って活用すれば、さまざまなことに役立ちます。
この記事では、占いのなかでも数秘術に焦点をあて、人生をよりよくするために役立てるコツについて紹介します。
占いは役に立つ
「幸せになりたい」「目標達成したい」など、何らかの意図や目的意識をもって活用すれば、占いは役に立ちます。
もちろん、なかには数秘術に限らず、「そもそも占いを信じていない人」や「信じたくない人」「占いに頼りたくない人」もいるでしょうが、そのような人はそれでよいと思います。
占いは無理にすすめられて活用するものではないですし、そのようなやり方では本来の効果も得られないからです。
人生の主役は自分自身です。
占いは、あくまでもそのためのヒントや助けになるものであって、その人の人生や生き方を指示したり強制するものではありません。
占いの結果は当たることが多いですが、実際の未来は自分が行動してつくっていくものなので、占いの結果は100%約束されたものではありません。その人が何を願って、どのように行動するかによって現実は変わってきます。
それでも、占いの結果には、よりよい未来を自分が創造するための「たしかなヒント」が存在するのは事実です。
そのヒントを意図をもって活用することで、自分が望む未来に近づいていくことができます。
数秘術は人生計画を表している
「数秘術がなぜ当たるのか」、それでも「なぜ100%確実な答えが出ないのかというと、数秘術が示しているのが「人生計画」だからといえます。
つまり、未来を予測するためのものではなくて、自分がもともと決めてきた「今世ではこのような人生を送ろう」という計画がそこに示されているということです。
なので、数秘術でリーディングすることで、
- 計画を達成するために、人生でどのような機会が与えられるか
- どのような能力や才能をもっているか
- どのようなステップで能力や才能を磨き、目的を達成させるか
といったことがわかります。
とはいえ、これらはあくまでも計画なので、実際にすべてがそのとおりになるとは限りません。
実際には、自分自身がどのような生き方を望み、どのように生きるかによって現実は変わってくるのです。
それでも、数秘術からもともとの計画の内容を知ることができるため、
「この時期にこのようなことが起こる」とか
「自分にはこんな才能がある」
「この能力を活かしてこんな働き方をする」
などのおおまかな人生の傾向を把握できます。
そのため、人生に迷ったとき、内面に複雑なものを抱えて苦しいときには、占いを活用することで自分自身の基本に戻り、今後の方向性を見出すことができます。
数秘術を活用して得られる効果
数秘術は、たとえば、次のような効果が期待できます。
数秘術の活用で得られる効果
- 不安を解消する
- 人生の目的を知り、生き方を見直す
不安を解消する
数秘術を活用することで、日常的なことなどへの不安を解消したり軽減したりすることに役立ちます。
- 「最近物事がうまくいかない…」
- 「何だかよくないことばかり起こる気がする…」
- 「自分ばかりが損をしている気がして仕方ない…」
など、ぼんやりとした悩みや、人生全般的にわたる悩みに対して、数秘術で運勢や自分の使命などを見てみることでその理由や今後の展開がわかります。
たとえば、
- 「自分の人生には自立がテーマになっている。家族との関係がうまくいかないのは、自立するための機会が与えられているから」
- 「与えられた機会を通して成長することで、家族や友人と愛のある関係を築いて充実した生活を送れるようになるはず」
といったように、自分の人生の傾向や本質がわかれば、現実に起こっている出来事に不安を覚えることがあっても、それにとらわれすぎることはなるでしょう。
人生を改善する
数秘術を活用して、人生を根本的に改善する効果も期待できます。
たとえば、HSP気質の人は内面が複雑で、さまざまなものを抱え込んでしまい、心のなかがカオスな状態になりがちです。
数秘術を活用すれば、
- 自分は人生で何をするべきなのか
- どんな才能や能力があるのか
- どんなゴールを設定するべきなのか
といったことがわかるため、自分に必要なことを理解しもっとシンプルな状態で大切なことに集中できるようになります。
結果として、今よりも楽に生きられるようになり、人生への満足感も高まるはずです。
数秘術を最大限に活用するには
数秘術らヒントを得て、人生をよりよい方向に進めたいと思ったら、次のポイントに注意しましょう。
解決したいことを明確にして行動する
数秘術は、自分で意図や意志をもって活用することが大切です。
たとえば、
- 「来年は金運がよい年だから安心だ」
- 「好きな人がいるけど相性がよくないみたいだから諦めよう」
のように、数秘術の結果をそのまま受け取って何も行動しないのでは、意味がありません。
たとえ、そのときよい運勢にあっても、ただその「よい結果」を期待して待っているだけでは、よい効果を得られなくなってしまいます。
「来年はお金が入ってくる年だから、ビジネスに集中して取り組めばよい結果につながるだろう」など、リーディングした結果から今どのような取り組みが必要かを理解して、自分が望むことを実現するために行動することが大切です。
逆に、一見してよくない結果が示されたときにも、「相性が悪い」とか「運勢がよくない」という結果だけを見るのではなく、「この人とはこういう理由で相性がよくないけど、こういうふうに努力することでバランスを保って関係性を築けるようになるはず」といったように、占いの結果を客観的に理解してポジティブな行動につなげることで、自分の望む現実を創造できるようにはずです。
占いの結果を見てそれで終わりでは意味がありません。
占いを現実的に活用するために、まずは自分はどのような悩みを抱えているのか、何を望んでいるのかをまずは明確にしましょう。
それによって、占いの効果を最大限活用できるようになります。
占いで得た気づきを大切にする
自己リーディングをするときだけでなく、占い師に相談する場合でも、そこで得た気づきに注目するようにしましょう。
占い師に相談すれば、わかりやすく占いの結果や必要なアドバイスを伝えてもらえると思いますが、占い師からのアドバイスを実際に活用するのは自分自身です。
占いの結果やアドバイスをそのまま受け取るだけではなくて、そのアドバイスがどれくらい今の自分にピッタリきているのか、「何だか違う」と思うなら何がどう違うのかについて考えてみましょう。
ただアドバイスを受けて、その場だけ何となく納得して終わってしまっては、占いを活用しきれないままになってしまいます。
頼るのではなく活用する
「占いに頼る」のではなく、「自分の意志をもって活用する」ようにしましょう。
占いに頼ってしまうと、「占いでこういう結果になったから」と占いのとおりに行動しようとしてしまうこともあるでしょう。
しかし、占いは頼るものではなく、結果を参考にしながら自分のやりたいことに向かって行動することが何よりも大切です。
占いは悩み解決や人生をよい方向に進めるために助けになってくれるツールですが、未来を決めるものではありません。
人生の傾向や運勢などを教えてくれるだけで、未来は確実に決まっているわけでもありません。
あくまで、「今の自分がどうしたいのか、今後どうなりたいのか」という意志と、実際に行う行動で決まってきます。
そのため、占いをすべて鵜呑みにしたり、頼り切ってしまうのではなく、自分の意志をもって活用するようにしましょう。
まとめ
この記事のポイント
- 数秘術は当たるけれど、そのとおりの結果になるとは限らない
- 未来は自分の意志と行動次第
- 数秘術から自分の性質や才能、今後起こることのテーマや傾向を理解して、自分が望む方向に進むために役立てることが大切
数秘術は、自分の性質や人生全体の傾向など、さまざまなことがわかります。
ただし、結果がすべてではなく、そこから今の自分と照らし合わせてみて、必要な要素を見つけ、それに沿って実際に行動することが必要です。
自分で積極的に役立てようと思えば、占いはさまざまなところで効果を発揮するため、それを意識しながら活用してみてください。