数秘術のパーソナリティー・ナンバー(Personality Number)は、「他者から見た自分の印象」がわかるナンバーで、自己理解やスムーズな人間関係を築くために活用できます。
この記事では、パーソナリティー・ナンバーとは何か、またナンバーからわかることや計算方法、意味などについて解説します!
パーソナリティー・ナンバーとは?
パーソナリティー・ナンバー(Personality Number)は、「他人から見た印象」を示すナンバーです。
つまり、パーソナリティー・ナンバーから、「自分が他人からどのような人として見られているのか」や「第一印象」を知ることができます。
パーソナリティー・ナンバーからわかること
ライフ・パス・ナンバーやソウル・ナンバーといった自身の内面や本質と異なり、パーソナリティー・ナンバーは「社会的な外面の顔」「外側の顔」を表します。
このナンバーからは、
- 他者に与える第一印象
- 人と会うときに見せる自分
- 他者から期待されがちな自分の役割
- 服装の傾向
- 内面と外面のギャップ
といった、「本質的な自分の性質ではない、社会的に見せる振る舞いの傾向」がわかります。つまり、職場の人など、親しい人や身近な人ではない相手と接するときに見せる顔です。
そのため、パーソナリティー・ナンバーと、ライフ・パス・ナンバー(本質的な自分の性質)やソウルアージ・ナンバー(なりたい自分)とをリーディングして比較することで、外的に与える印象と本質的な自分や内面の願望とのギャップを理解することにも役立ちます。
パーソナリティー・ナンバーの役割
パーソナリティー・ナンバーは、社会において、他者と調和的な関わりをもつために役立ちます。
たとえば、パーソナリティー・ナンバーがライフ・パス・ナンバーやディスティニー・ナンバーなどと異なる場合、パーソナリティー・ナンバーがもつ性質で、自分に足りていない性質や能力を補い、スムーズに他者と関わりをもてるようになるでしょう。
ただし、パーソナリティー・ナンバーは、他者に見せる外側の顔で、本質的な自分と必ずしもイコールではありません。
そのため、他の数字との組み合わせによっては、本質的な自分とはギャップが出てしまうことがあります。
たとえば、私はパーソナリティー・ナンバーに6、バースデーナンバーに2をもっているため、か弱げで優しげな雰囲気を醸し出しているのか、守ってもらえることを期待して困った人が寄ってきやすいように思います。
とはいえ、本質であるライフ・パス・ナンバーは5で、私には自由とか変化が大切なので、関わる人から「他者を保護する」役割を期待されるのにいちいち困惑して疲れてしまうことが多いです。
このように、パーソナリティー・ナンバーを自覚していないと、他人から見た自分と内面とのギャップで物事がスムーズにいかないと感じたり、他人から期待される人物像を無理して演じて疲れてしまうといったこともあるでしょう。
そのため、パーソナリティー・ナンバーの数字を理解することで、「他人は自分にどのようなことを期待しているのか」を客観的に理解し、他者との関わりをスムーズにするのに役立ちます。
パーソナリティー・ナンバーの計算方法
パーソナリティー・ナンバーは、出生時のフルネームをアルファベットにして、その子音にあたるアルファベット(a・i・u・e・o以外)を数字に変換し、一桁になるまで合計して算出します。
(ただし、合計数が11・22・33になったときを除きます)
パーソナリティー・ナンバーの算出には複数の計算方法がありますが、この記事では「フルネームのアルファベットから変換した数字をそのまま合計する」方法で説明します。
具体的な手順は次の項目で解説します。アルファベットを数字に換算する際には、次の表を参照してください。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A | B | C | D | E | F | G | H | I |
J | K | L | M | N | O | P | Q | R |
S | T | U | V | W | X | Y | Z |
パーソナリティー・ナンバーを算出する手順
パーソナリティー・ナンバーは、次の計算式で算出できます。
まずは自分のフルネームをヘボン式アルファベットで書き出します。
例 山田花子さんの場合 → YAMADA HANAKO
変換表をもとに、アルファベットの子音にあたる文字を一文字ずつ数字に変換していきます。
例 Y=7、M=4、D=4、H=8、N=5、K=2
名前のアルファベットから換算した数字を合計します。
例 7+4+4+8+5+2=30
このときに11・22・33になったときには、一桁にせず、ここで終了してください。
数字を一桁にします。ここで出た数字がパーソナリティー・ナンバーです。
例 3+0=3 パーソナリティー・ナンバー:3
パーソナリティー・ナンバーの意味
次に、算出した数字から、どのような願望を抱いているのかを見ていきましょう。
それぞれのパーソナリティー・ナンバーの基本的な意味は、次のようになります。
パーソナリティー・ナンバー・1
1は「独立心」「リーダーシップ」などを表し、パーソナリティー・ナンバーに1をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・1の特徴
- 自立している
- 自分の意見をはっきりと言う
- 決断力・行動力がある
パーソナリティー・ナンバー・2
2は「繊細さ」「他者との協調性、調和」などを表し、パーソナリティー・ナンバーに2をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・2の特徴
- 控えめ
- よい聞き役
- 人を癒す
パーソナリティー・ナンバー・3
3は「創造力」「社交性」を表し、パーソナリティー・ナンバーに3をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・3の特徴
- 人を引きつける魅力の持ち主
- 人を楽しませる・元気づける人
- 社交的
- 注意力散漫
パーソナリティー・ナンバー・4
4は「安定」「現実的」を表し、パーソナリティー・ナンバーに4をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・4の特徴
- 頼りになる・信頼できる
- 保守的で柔軟性に欠ける
- 責任感が強い
- よそよそしい・愛想がない
パーソナリティー・ナンバー・5
5は「変化」「冒険」を表し、パーソナリティー・ナンバーに5をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・5の特徴
- 陽気
- 社交的
- 元気あふれる人
- 若々しい外見
- 無責任
パーソナリティー・ナンバー・6
6は「家族」「愛情」を表し、パーソナリティー・ナンバーに6をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・6の特徴
- 同情心に厚い
- 完璧主義
- 家庭的
- 臨機応変
- エレガント
パーソナリティー・ナンバー・7
7は「スピリチュアル」「探究」を表し、パーソナリティー・ナンバーに7をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・7の特徴
- 洞察力が高く頭がよい
- 用心深い
- 控えめでよそよそしい
- なかなか打ち解けない
パーソナリティー・ナンバー・8
8は「成功」「物質」を表し、パーソナリティー・ナンバーに8をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・8の特徴
- ビジネス志向
- 野心的でパワフル
- 自信に溢れている
- 支配的で近寄りがたい
パーソナリティー・ナンバー・9
9は「博愛主義」「寛容」を表し、パーソナリティー・ナンバーに9をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・9の特徴
- 誰に対しても公平に接する
- 理想主義者
- ナイーブで傷つきやすい
パーソナリティー・ナンバー・11
11は一桁にすると2になるため、基本的には2と近い意味を持ちます。
ただし、11はマスターナンバーの一つで、2よりも強い感覚の持ち主です。そのため、パーソナリティー・ナンバーに11をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・11の特徴
- ピュアで美しい人
- 女性的
- 特別なオーラを放っていてどこか目立つ存在
パーソナリティー・ナンバー・22
22は一桁にすると2になるため、基本的には4と近い意味を持ちます。ただし、22はマスターナンバーの一つで、パーソナル・ナンバーに22をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・22の特徴
- 有能で頼りになる
- 「この人なら何とかしてくれる」と思わせる
- 努力家
パーソナリティー・ナンバー・33
33は一桁にすると2になるため、基本的には6と近い意味を持ちます。ただし、マスターナンバーの一つで、パーソナリティー・ナンバーに33をもつ場合には、外的に次のような特徴があります。
パーソナリティー・ナンバー・33の特徴
- 完璧主義
- 家族への関心が強い
- カリスマ性がある
まとめ
パーソナリティー・ナンバーは、「社会的な顔」「他人から見た自分の印象」がわかる数字です。
この数字からは「他人からどう見られているのか」「どんなことを期待されているのか」がわかるため、パーソナリティー・ナンバーを理解しておくと、他者との関係をスムーズに進められるようになります。
自分の内面的な性質と他人から求められるものにギャップを感じる場合には、自分がどのように見られているのかを理解して、うまく折り合いがつけられるようになることが必要です。
「他人から期待されることに無理に答えて疲れてしまう」「他人から見られる印象と自分が思っている自分にギャップがある」という場合には、パーソナリティー・ナンバーを理解しておくとよいでしょう。