「職場や仕事をしているときの自分」「一人でいるときの自分」など、人は1つではなくいくつもの顔をもっています。
多かれ少なかれ、自分の中に「複数の自分」を感じている人は多いかもしれません。
今回は、このようなときに呼ばれる数字が異なる性質とうまく付き合う方法を教えてくれる、数秘術の「ブリッジナンバー」について紹介します。
この記事は、noteで公開したものを編集し再公開したものです。
矛盾する性格から生まれる悩み
「自分1人でいるときの自分」「家族といるときの自分」「仕事をしているときの自分」など複数の顔をもっていて、それぞれのギャップに悩むという経験をしたことがある人はけっこう多いのではないでしょうか。
たとえば、私はHSS型HSPの気質があり、その振れ幅の大きさに悩むことが多くあります。たとえば、「繊細さ」と「変化や刺激を好む」という正反対の性質を常に同時にもっています。
どちらも強い感覚や衝動として内面に湧き出てくるので疲労度が大きいですし、やりたいことや挑戦したいことがたくさんあってもそのうち多くを諦めているということがよくあります。
なので、基本的に、他人から見た印象と自分の本心が違うということがよくあり、対人関係がスムーズにいかないというのも悩みの種になりがちです。
それでも、これまでは「こんな悩みにどうやって対処するか」「どうやって相反する性質をうまくバランスをとってやっていけばいいのか」ということあまり考えたことがありませんでした。
きちんとした対策を考えないままに過ごしてきましたが、ブリッジナンバーの考え方を応用すれば、このような悩みを解消するヒントとして活用できます。
ブリッジナンバーとは
ブリッジナンバーとは、その言葉どおり、二つの数字の橋渡しをする数字のことです。
数秘術では、生年月日や名前から、主に1〜9までの数字を算出し、その人の性質や人生の傾向などがわかります。
人生全般の傾向や性質を見る「ライフパスナンバー」や、その人の使命を示す「ディステニーナンバー」といった人生全般に影響する数字、他にも日頃の振る舞いの傾向を見るナンバーなど、さまざまな種類があります。
たとえば、私の場合は、人生の核となる、人生の傾向や性質、使命を表すナンバー(ライフパスナンバー)に「変化・衝動・自由・冒険心」などを表す「5」がありながら、外から見た自分の印象を表すナンバー(パーソナルナンバー)には「保守的・謙虚さ・安心感」などを表す「6」、日頃の振る舞いの傾向を表す数字には「繊細さ・受容性」などを表す「2」をもっているなど、全体的に統一感がほとんどありません。
このようなときに、それらの数字の違いからくる葛藤を緩和するためにどうすればいいかを教えてくれるのがブリッジナンバーです。
ブリッジナンバーでわかること
ブリッジナンバーから、異なる性質(ナンバー)をもつことで生じる悩みに対して、どのように対処すればいいかがわかります。
たとえば、「6と5」の数字をもっている場合なら、「人に何かをしてあげるときは、受け身になって言われてからやるのではなく、自分から率先してやる」ことで葛藤が生じるのを避けられる、といった感じです。
このようにブリッジナンバーを参考にすれば、自分にとって悩ましい状況をうまく切り抜けるヒントになります。
また、ブリッジナンバーを知ることで、自分にはどのような性質があるのか、それぞれの性質の違いをよく理解できるので、悩みが生じる理由を客観的にわかるようになります。
すると、「何で自分はこうなんだろう…」「物事がうまくいかない…」など、漠然と悩んでいるよりも楽になれて、問題になりそうなことを回避する対策も立てやすくなるでしょう。
このように、ブリッジナンバーを活用すれば、他人からはわからない内面的な葛藤を抑えられるようになり、対人関係などの悩みを本質的に解消することにつながります。
まとめ
自分の性格の矛盾に悩んだときには、ブリッジナンバーを参考にすることで建設的に対処するヒントを得られます。
占いをよく知らない人は、占いを「信じる信じない」「当たる当たらない」という観点でしか見ていないかもしれませんが、占いは単に未来を予測するために活用したり、頼ったりするものではなく、問題解決のヒントを得て有意義に活用していけるものです。
自分のなかに矛盾する性質に悩んだときには、ブリッジナンバーの考え方を参考にして解決を図ることをおすすめします。