数秘術では、もっとも重要視されている「コアナンバー」と呼ばれる5つのナンバーがあります。
これらのナンバーを読み解くことで、適職のヒントをみつけることが可能です。
この記事では、自己リーディングをしたい人に向けて、数秘術で適職を判断するためのポイントを紹介します。
数秘術のコアナンバーとは
数秘術には、コアナンバーと呼ばれる、とくに重要視されている5つのナンバーがあります。
数秘術のコアナンバー
- ライフ・パス・ナンバー:人生の傾向や基本的な資質、今世で魂の成長のために学ぶことを表すナンバー
- ディスティニー・ナンバー:今世における使命や人生の目的、到達するキャリアやそのためのスキルを表すナンバー
- ソウルアージ・ナンバー:自分が無意識レベルで望んでいることを表すナンバー
- バースデー・ナンバー:生来もっている能力、前世から受け継いだ才能を表すナンバー
- パーソナル・ナンバー:他人から見たときの自分、外部の人と接触するときに見せる仮面を表すナンバー
コアナンバーの構成は、特徴の異なるナンバーが組み合わさっている場合もあれば、ある特定のナンバーが中心になって構成されている場合もあり、人によりさまざまです。
そのため、上に挙げた1〜5のナンバーを複合的に見ていくことで、「自分にはどのような仕事が合っているのか」、逆に「どのような仕事は避けた方がよいのか」を詳しく見ていくことができます。
なかでもとくに注目したいのは1〜3になりますが、さらにあわせて4・5も見ていくことで、よりマッチした仕事を見つけるためのヒントを得られます。
数秘術のコアナンバーで適職を判断するステップ
数秘術で適職を見つけたいときには、次のような流れでリーディングを進めていくことで、適職を知るヒントを得られます。
ライフ・パス・ナンバーから自分がこの人生でどのようなことにチャレンジし、どのような人生を送るのかを知ることができます。
まずは、生年月日からライフ・パス・ナンバーを算出し、自分の人生の傾向やもっている資質や能力を理解しましょう。
次に、出生時のフルネームからディスティニー・ナンバーを算出して、今世における使命や目的、キャリアの方向性を理解します。
たとえば、ディスティニー・ナンバーが2であれば、人との間に調和をもたらすことが役割となるため、「人をサポートする仕事」「細部を重視する仕事」「グループやチームで行う仕事」、たとえば「秘書や経理、カウンセラー」などが候補になります。
ここでは、ライフ・パス・ナンバーとの違いに注意しましょう。ライフ・パス・ナンバーとディスティニー・ナンバーに同じナンバーをもつ場合もありますが、異なるナンバーで構成されていることが多いです。
たとえば、ライフ・パス・ナンバーが3で「今を楽しみ、創造性を発揮して周囲を明るく照らしていく」という人生のテーマをもっていたとしても、ディスティニー・ナンバーが2の場合、ライフ・パス・ナンバー3の資質をキャリアで発揮するのは難しいかもしれません。
「ライフ・パス・ナンバーでは個人としての自己実現の方向性」、「ディスティニー・ナンバーではキャリアや使命として達成することの方向性」と2つを区別して理解するようにしましょう。
ソウルアージ・ナンバーからは、「普段表面には出ない、潜在的な願望」を知ることができます。
ソウルアージ・ナンバーを算出して、ディスティニー・ナンバーとどのような違いがあるかを理解します。
ソウルアージ・ナンバーが示す願望は、あまり自覚していないことも多いため、ナンバーを見てもすぐにはピンとこないこともあるかもしれません。
ただし、ディスティニー・ナンバーとソールアージ・ナンバーの性質があまりに違う場合には、仕事の選択に影響が出るため注意が必要です。
たとえば、ソウルアージ・ナンバーが1であれば、「他人の指示に従うよりも自分で判断して行動したい、自分が先頭に立って進めたい」という願望を潜在的に抱く傾向にあります。この場合は、たとえディスティニー・ナンバーが2だったとしても、他人を補佐するようなサポート役としての仕事につくと、不満が溜まる可能性があります。
バースデー・ナンバーは、「自分の誕生日(日にちの部分)を一桁になるまで合計して算出するナンバー」で、「生来もっている才能や性質」を表します。
例:1990年10月25日生まれの場合は「2+5=7」のため、バースデー・ナンバーは7になります。
つまり、「自分の強みとして活かせる能力」がわかるため、ディスティニー・ナンバーと掛け合わせて適職を判断できます。
たとえば、バースデー・ナンバーが6の人は細やかな気遣いができ、生産性の高い人です。ディスティニー・ナンバーが2であれば、人のサポート役に回り能力を発揮することで、周囲から厚い信頼を寄せられる存在になれるでしょう。
ただし、バースデーナンバーを活かした仕事を選ぶのではなく、キャリアの方向性はディスティニー・ナンバーから判断します。
「ディスティニー・ナンバーで達成するキャリアに対して、バースデー・ナンバーのどのような強みを活かせるか」、という方向性で検討しましょう。
パーソナル・ナンバーは、他の人から見た自分がどのように映るのかを表します。
パーソナル・ナンバーを算出して、自分が周囲からどのように見られる傾向にあるか、どのような役割を期待されているのかを理解します。
パーソナル・ナンバーは、自分の本質的な性質とは違う場合も多いです。
その場合は、「他人から求められる自分の役割」と、「自分がやるべきことややりたいこと」との方向性が合わないため、葛藤が生じたり、キャリアに影響を与えたりする可能性があります。
たとえば、パーソナル・ナンバーが6の場合は温かみのある雰囲気があるため、周囲から頼られたりサポートを求められたりしがちです。一方で、ディスティニー・ナンバーに1のような男性的なナンバーをもつ場合は、このような外面的な顔が自分にとって負担になったり、キャリア形成を妨げになる可能性があることを理解しておく必要があります。
まとめ
この記事のポイント
- 適職を知るには、まずライフ・パス・ナンバーから自分のもつ性質や能力を理解する
- ディスティニー・ナンバーでキャリアの方向性を理解する
- ソウルアージ・ナンバーで潜在的な願望を理解する
- バースデー・ナンバーやパーソナル・ナンバーで自分の強みや外面の顔を理解する
数秘術のコアナンバーを総合的に見ていくことで、自分の適職が何かを詳細に判断できます。
もし複合的にナンバーを読むのが難しい場合は、ライフ・パス・ナンバーとディスティニー・ナンバー、ソールアージ・ナンバーの3つに注目するとよいでしょう。
それにより、自分のつくべきキャリアの方向性を知り、個人的な自己実現や願望を理解して、自分にピッタリの仕事を見つけられます。